てぃーだブログ › 介護を頑張る認知症ケアみねいニュースブログ › 製品開発 › 内箱は難易度高い! 写真で見る内箱が出来るまで

2012年12月29日

内箱は難易度高い! 写真で見る内箱が出来るまで

こちらは在庫中の内箱たち。


内箱は難易度高い! 写真で見る内箱が出来るまで


組み立てられるのを今か今かと待っています。

この砂浜と空の青さが鮮やかな内箱。

砂浜に落ちているボトルを拾ったかのような物語を届けたい

と考えて、この形になっています。



しかし、この開発がめちゃくちゃ大変!



箱作りは今まで携わった事がないので、

まったくのゼロから調査開始。

あらゆる箱制作業者をネットで探し、めぼしいところへ

電話で問い合わせてみる。

そこで待っているのは専門用語の連発。



しかも箱屋さんには、紙箱屋、折り箱屋の2種類があり、

それぞれが印刷業者と連携して製造している事が

だんだんと分かって来た。


こんな事は誰も教えてくれない。そもそも、教える人がいない。

飛び込んで、やりとりして、やっと見えてくる。

覗いてみないと全く判らないのだ。



ちょっと、ドつぼにハマり始めたような感覚の中、

内箱の参考になるような図面を見つけ、

実際に物を取り寄せてみる。

お!これは良いと思ったら、価格が合わない。

そうか、ならいっその事、自分たちで作ってしまおう!

とやってしまったのが、さらなる迷宮の始まり。



こちらが初期型


内箱は難易度高い! 写真で見る内箱が出来るまで


大変なのは箱の強度を保つことで、

その為の工夫があちらこちらに入ってます。



当初の予定としては、
この図面を印刷業者に渡して

プリントしてもらった紙を、

名刺制作業者に依頼して版を作って

自分たちで切って行こうと。



あとは折り目に合わせて、作って行けば良いと考えていたら。


版作りの見積もりが高い。


これでは全然合わないぞ。

しかし、紙はすでに印刷してしまった。


内箱は難易度高い! 写真で見る内箱が出来るまで


届いた台紙500枚を見て、思案する男2人。

結果、まずはこれをがんばって手作業で切ってみる。



定規を当ててまっすぐに。




おっと、ここは長さが違うから、気をつけて。




ボトルを差し込む所はカッターを変えて慎重に。




よし、作ってみよう。




折り目がないので定規を当てて、折り目を付けて、、、あ!ずれた!





なんか紙がよれてきたぞ。


しかし、黙々と作業が続く.......

































......








出来た!
って、1個20分はかかるぞ、これは! 
いや、30分か。




それでも30個くらいはやってみました。

しかし、これでは完成が2015年になってしまう。


箱作成業者のスゴさをひしひしと実感し、

外箱を作ってもらっている長崎の折り箱業者イワサキ紙器さんへ

依頼。これが非常に良心的な価格で、作業工程もすべてお任せ。


ああ、専門業者って、すばらしい!!!


浦添城跡の公園から、牧港に向けて、思いっきり叫ぶくらい感動。


そんな訳で、印刷、紙選び、型抜きまで

すべてお任せする事にしました。



イワサキ紙器さんに言われて嬉しかったことは、

「図面よく考えられてますねー。設計はこのまま行きましょう!」

の言葉。

ははは、あれだけ苦労したからね。




そして完成品。すばらしい仕上がりです。

内箱は難易度高い! 写真で見る内箱が出来るまで



今回の教訓
1.虎穴に入らずんば虎子を得ず
→未経験でも箱を作ってみて、迷いに迷ったけど完成品になった

2.餅は餅屋
→やっぱり日本の製造業は素晴らしい。勝負は専門へ。



次回こそは、コンテンツを修正します。



_____Okinawan Healing 売上数_____
発売後38日目:売上数0

まだ1個も売れてません。



同じカテゴリー(製品開発)の記事

Posted by みねいケア at 12:37│Comments(0)製品開発
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

プロフィール
 みねいケア
みねいケア

ご訪問ありがとうございます。

当サイトは、
今の介護を変えたい
認知症の情報が欲しい
現場で使えるケアを探している
など、悩みの解決や、
実現に向けての情報発信、
認知症ケアうたかおるの
活動報告のために
立ち上げました。

みねいケアは、
沖縄にて活動しています。
音楽、アロマテラピーを活用した
認知症ケアのコミュニケーション法
うたかおるを通じて、
多くの認知症の人と接しています。