今日は認知症の話です。

みねいケア

2014年04月09日 17:50

今日は認知症の話です。興味のある人は読んでください。

ざっくり言いますと、

認知症は、脳の認知機能が壊れてしまった脳の病気です。

人格が破壊されてしまった訳ではありません。


そこをしっかり理解しているか、していないかで

関わり方が大きく変わります。


脳の認知機能が壊れてしまったのに、

周辺の人たちが今までと同じように接するのは、

足を折っている人に対して、さぁ気にせず、スタスタと歩きなさい、

と言っているようなものです。


それは辛いですよね。身体的にも、心的にも。


その事が分からずに、今までの関係性そのままの会話をしたり、

怒鳴りつけたりしていては、ただでさえストレス耐性が弱っている脳に

対して、さらなる負荷をかけるだけです。


認知症の特徴としては、感情に敏感なことです。


例えば、なんらかの理由で息子、娘、お嫁さんが

本人を叱りつけたとします。

その場合、何で叱られたかの記憶はなくても、

「叱られた感覚とその時感じた感情」は残るのです。


だから、その後、叱りつけた人とあった時には、

なんだか分からないけど、悪い感情が湧いて来てしまう。

負の感情は、そのまま感覚として残ってしまうのです。

さらにその人がムッとしていたら、怖くて怖くて

逃げ出したいでしょうね。


周りの環境に対して真っ暗やみのような気持ちです。


脳に対してストレスのかからない関わり方を選ぶこと。

負の感情を生まないようにする事が大事です。


認知症の負の面は、それこそたくさんあるでしょうが、

理解の出発点は、認知症は、脳の認知機能が

壊れてしまった脳の病気である。

人格が破壊されてしまった訳ではありません。という事です。

特徴としては、感情に敏感なことです。

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